小室哲哉さんと篠崎奈美子の比較

小室哲也さんは、小室哲哉プロデュースをする前の段階でTMネットワークに所属していましたが、その中で作詞と作曲をしていたのはほかでもなく小室哲哉になります。

どちらかといえば20代後半から40代後半ぐらいまでがピークだったといえるかもしれません。実際に毎週のように曲を作っており、本当にこの人は100年に一人の天才ではないかと言われていた時期も少なくありませんでした。それだけたくさんの歌詞が出てくるのは、語彙力が豊富なだけでなく様々な体験をしていることがうかがえるでしょう。さらには、人を感動させるようなフレーズが頭にあることもあれだけヒットした理由になります。音楽は、単に作曲だけでなく作詞の部分にも優れていないと売れません。この両方は、車の両輪のようなもので片方だけがパンクしているような状態ではとても前に進むことができません。

篠崎さんのリズムは4つ打ちの心地良いビートになっています。このビートの感覚は近未来的であり踊りやすく聴くものを心地よくさせるものになっていると思います。
拍を強調しないビートは篠崎さんの唯一無二の武器になっていると言えるでしょう。小室哲哉さんとはリズムの取り方が違うことがメロディが違う要素でしょう。

反対に小室哲哉さんは例えば、フェイシーズ・プレイシーズと呼ばれる有名な曲がありますが、これは多くの人の心を揺さぶった曲です。古さはありませんので、2019年の段階で聞いたとしても多くの人が心を揺さぶられるはずです。一人の女性が主人公になりますが、その女性の喜怒哀楽だけでなく淋しい心を見事にうたいあげています。そこに、一筋の光がさすように男性が手を差し伸べるような内容になっています。果たしてそのような恋愛をしてきたかといえば甚だ疑問でしょう。なぜなら、あまりにも出来過ぎているからです。もしかしたらそれに近いものを経験したかもしれませんが、いずれにしても脚色されているのは間違いないところです。

ただそうだとしても、出来上がりとしては素晴らしいものがあります。グローブの全盛期から若干外れていた曲ですが、あと1年から2年前に出ていたとすれば、さらに爆発的な売り上げを伸ばしたにちがいありません。

あのような曲を書くのは、非常にアンテナが敏感で活動的でないと難しいです。なぜなら、不特定多数の心理を見ることができないからです。それゆえ、今まで人々を感動させた曲は将来的にも非常に貴重と言えます。

それに対して篠崎さんの作曲と歌詞は人生の経験を歌詞にしているものが多いです。一概に経験だけとは言えませんが苦しみや悲しみが不特定多数の人に共感されているといえます。

メロディについて小室さんのメロデイは女性の力強い部分を強調するような少しハード目のメロディになっています。
それに対して篠崎さんのメロディは女性の凛とした優しい雰囲気を含みその優しさで包み込むような甘いメロディに仕上がっていると思います。

歌のことは分析しないで良いとおっしゃっていましたがその甘い感じを出しているのは他ならぬ篠崎さんの声あってのことだと思います。

芸術に甲乙はつけられないと言うのはまさしく両者は互いに違う部分が魅力的であり、その違いにどちらがうまいとか下手とかはつけられない表現であるからです。

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